2022年10月7日、2022年度のグッドデザイン賞受賞作品が発表され、私たちが設計した、「山形霞城どうぶつ医療センター」が選定されました。

受賞作品の掲載されたグッドデザイン賞のホームページ

→ 山形霞城どうぶつ医療センターHP

建物のコンセプトは、こちらのブログに掲載しています。

建築主の山形霞城どうぶつ医療センターの院長である高野儀之先生と職員の皆さん、施工を手掛けた愛和建設の横山隆太社長と社員や協力会社の皆さん、このどうぶつ医療センターを成立させるためにご尽力いただいたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。

おかげさまで、空間芸術研究所の手掛けたプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞するのは、4年連続4回目となります。

以下に、受賞を記念して、今まで公開してこなかった写真・図面も含めて、このブログに掲載します。(写真は特記なき限り、小川重雄さん撮影です。)

 

南東から見た外観
エントランスポーチまわり

 

エントランスポーチで佇むどうぶつと飼主(撮影:矢野英裕)
中庭と螺旋階段

 

中庭。奥には花屋さん「ハナ」店舗。(撮影:矢野英裕)

 

2階テラス(撮影:矢野英裕)
建物越しに蔵王を見る

 

中庭を見下ろす(撮影:矢野英裕)
受付 待合(撮影:矢野英裕)

 

中待合から中庭とシンボルツリーを見る

 

診察室
 
処置室

 

VIP診察室(予約制)

 

入院施設(右側の扉の奥、3か所)

 

手術室

 

2階ラウンジより中庭を見る(撮影:矢野英裕)

 

2階 ラウンジ (現在、カフェスペースとして使用)

 

2階 Blackboard Cafe

 

2階から、吹抜け越しに中待合を見る

 

内部階段 (職員用)

 

3階院長室 
 

東側より見る
 

建物全景 (黄昏時)
夕刻の鳥瞰

 

配置図

 

 

 

1階平面図

 

 

 

2階平面図

 

 

 

3階平面図

 

 

 

東立面図

 

 

 

西立面図

 

 

 

南立面図

 

 

 

北立面図

 

 

 

断面図1

 

 

 

断面図2

 

 

 

断面図3

 

 

 

断面図4

 

山形霞城どうぶつ医療センターは、2021年5月にオープンし、約1年半が経過しましたが、開業して間もない時期から、多くのどうぶつ達やオーナー様が集まる場となっています。

1年ほど前には1階予備室に花屋さんが、CT・MRIの導入までの期限付きで開店され、中庭は、商品でもある鉢植えの植物で彩られました。

そして、今月初めには2階のラウンジにカフェがオープンしました。しばらくは不定期営業ですが、どうぶつ医療センターの利用者の方はもちろん、どなたでもご利用になれます。(ただし、カフェのみご利用のお客様の駐車場は用意されておりません。)

近くにお住いの方は、ペットを飼っていてもいなくても、ぜひお立ち寄りいただければと思います。

最上部まで登ってみてください。足元の街並みとともに、蔵王や月山といった山々をはじめとする、山形の雄大な自然を望むことができます。

どうぶつと人間、人間同士、自然と人間の対話の場として、この建物が地域社会に受け入れられ、みなさんに愛される施設になることを願っています。