7月に着工して、8、9、10月と、柱状改良(地盤改良)、根切(掘削)、地中梁の配筋やコンクリート打設などの、いわゆる基礎工事が行われてきました。
ようやく基礎工事が完了し、いよいよ上部躯体の施工が始まります。
今回は基礎工事をおさらいしておきます。
基礎はたいがい、地面に隠れて見えなくなってしまうことが多い部分ですが、しっかりした底版をつくって上部構造が形状を保持するのを助け、建物全体の自重や、積雪、地震などによる荷重を地盤につたえて建物を安定させる、とても重要な役割を果たしています。
「基礎固め」というような言葉は日常でよく耳にしますが、もともとは概念的な言葉ではなく、もしかすると建築用語から来ているのかもしれませんね。
その説の当否はともあれ、この一連の基礎工事の様子を眺めていると、「何事も基礎が大事」というときの「基礎」の意味もより深く理解できるような気がします。
地盤改良(柱状改良)施工中(8月1日)
柱状改良完了・整地(8月4日)
根切(掘削)(8月25日)
捨てコン打設・墨出し(9月2日)
地中梁配筋(9月11日)
地中梁・型枠建て込み(9月24日)
地中梁型完了・コンクリート打設前(9月26日)
地中梁コンクリート打設当日(9月30日)
地中梁コンクリート打設完了・強度が出るまで養生中(10月3日)
型枠脱型(10月7日)
埋め戻し(10月8日)
砕石敷き、転圧、防湿シート+断熱材敷き(10月10日)
次の工程は、1階床スラブの配筋です。
来春竣工予定です。